★★★建設コンサルタントとは

(1)建設コンサルタントとは

ダムや堤防、橋、空港、道路などのインフラを「社会資本」と言い、これらの社会資本(公共インフラ)の建設には、「設計・施工分離の原則」があります。社会資本の整備は原則税金で行われるため、公平性・透明性を担保するために設計者と施工者を別事業者が担います。この原則に基づき、建設コンサルタントが事前調査や計画立案、設計、施工管理などを行い、ゼネコンが施工を行います。つまり、建設コンサルタントの業務は社会資本の企画段階から竣工後の維持管理までを幅広く担うことになります。社会資本を対象としていることから、国と国民の中立的な立場となり、双方の利益を守る仕事です。日本における建設コンサルタントという仕事は、広まったのは第二次世界大戦後。それまでは、土木事業の計画設計は行政が行い、外部への委託は行っていませんでした。多くのモノを失ってしまった戦後からの復興スピードを速めるために、日本における建設コンサルタントが誕生したという背景があります。

(2)施工会社との違い

建設コンサルタントは、建設現場全体のプロデュースをする役割を担う立場です。重機を使い、直接「造る」という現場作業とは異なり、全体を指揮するといったイメージが正しいかもしれません。一方施工会社は、施工と施工管理が主になります。よって、建設コンサルタントは施工会社の施工のしやすさや安全性を考慮して全体を組み立てているのです。そして施工会社はその意図を汲み取って施工を進め、お互いに協力・連携してインフラを造り上げていくのです。